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卒業演奏旅行は様々なことを感じ、学んだ一週間でした。まずなんと言ってもスロヴァキアで演奏できたことは、私の生涯の中で忘れられない貴重な体験となりました。

本番を迎えるまでに、現地では２日間の練習期間がありました。女性合唱は、日本の歌２曲とスロヴァキア民謡１曲を演奏したのですが、最後の最後まで満足のいく演奏ができないまま本番を迎えてしまいました。しかし、本番ではみんな今までにないほどの緊張感と集中力で、今までで一番の、最高の演奏をする事ができました。最後のスロヴァキア民謡では、お客さんからの温かい手拍子と拍手???。私は感動で胸がいっぱいになり涙がでました。そして、プロのオーケストラの方と現地の合唱団と一緒に演奏をした第九の合唱。その迫力に圧倒されつつも「負けたくない」という想いがこみ上げてきました。迎えた本番では自分が持っている力以上のものが出せた気がします。

練習に向かうスロヴァキアの街並みは、石畳とたくさんの木々に溢れていて歴史を感じさせる美しい国でした。そして、ハンガリーでは世界遺産に指定されている街並みを見ることができました。ブタペストの夜景をバスから見たときは、みんなが言葉を失うほどでした。そこには、絵はがきで見た世界が広がっていました。この旅の締めくくりは打ち上げパーティです。みんなで輪になりスロヴァキア民謡を踊ったり、「Belive」という曲を全員で歌いました。私達の学年が一つになれた時間でした。

この一週間を通して出会った人々の温かさや、音楽の素晴らしさ、また仲間の大切さを感じる事ができました。そして、なによりも楽しかったです！卒業演奏旅行で学んだことを、これからの自分の音楽や生き方に生かしていきたいと思います。