2016年10月18日から2週間にわたり、ピアノ、声楽及び作曲専攻の学生のウィーン研修を引率しました。
10月18日(火)
夜、ウィーン国際空港に到着し、TOHOウィーンキャンパスに向かいました。バスの中から、ライトアップされたシェーンブルン宮殿が目に映ると、学生達の歓声が上がり、この宮殿の向かいに私たちのキャンパスがあると実感させられました。明日から研修がスタートします。
写真:TOHOウィーンキャンパス内観
10月19日(水)
朝は焼き立てのパンの買い出しに行きました。早速、ドイツ語の会話力が試されます。午前中に林先生によるオリエンテーション、オーストリア事情の講義を受け、市内見学研修に繰り出しました。
写真 左:シェーンブルン宮殿/中?右:ウィーン中央墓地
10月20日(木)
林先生による、翌日のオペラ鑑賞に向けたオペラ研究、レッスン受講のための楽曲解釈の授業及びシェーン先生によるピアノ専攻生1回目のレッスンです。
写真:S.シェーン先生によるピアノレッスン
10月21日(金)
声楽専攻の学生はシーゲル先生から舞台で活かせる朗読法を、ヘルビッヒ先生からは、歌う前の体のウォーミングアップ及び個々にあった練習方法を学びました。夜はウィーン国立劇場で「フィガロ」の結婚の鑑賞です。オーケストラはもちろん、歌手たちの声、完璧なアンサンブルの演奏に圧倒されました。
写真:D.シーゲル先生の朗読法
写真:P.V.ヘルビッヒ先生のレッスン風景
10月22日(土)
ウィーン研修5日目、オーストリアでの住民票を手に入れ、学生たちは、積極的にこちらでの生活を、公私共に充実させております。夜はウィーン?コンツェルトハウスにて、バンベルク交響楽団による「ブルックナーの交響曲第4番」の演奏に、学生たちは大感激しておりました。
10月23日(日)
ウィーン?フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者でもあり、作曲家でもあるスタール先生によるレッスン(作曲)です。
写真:R.スタール先生のレッスン風景
10月24日(月)
ツァーブナー先生のピアノのレッスンでは、メロディーラインの重要性、フォルクスオーパー歌唱指導のブッシュ先生から、曲作り中心のレッスンを受けました。
写真:A.V.ツァーブナー先生のレッスン風景
写真:K.ブッシュ先生のレッスン風景
10月25日(火)
今日は学生全員で、ウィーン郊外にあるベートーヴェンゆかりの地ハイリゲンシュタットに行きました。その後、カフェ?モーツァルトで昼食をとり、美術史美術館で絵画鑑賞をし、林先生の説明のもと、音楽と絵画の関係性の深さについて、再認識させることができました。
写真: ベートーヴェンの遺書の家
左:遺書の家近くにある教会
右:ハイリゲンシュタット公園のベートーヴェン像
10月26日(水)
今日はオーストリアの建国記念日です。ヨーロッパの祝日は日本と違い、街は閑散としています。しかしながら、キャンパス内では、2日後の修了演奏会に向け、学生達のレッスンで活気づいています。
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10月27日(木)
研修最後のレッスン(研修中3回の個人レッスン)と、午後にはピアノ専攻の学生向け、ツァーブナー先生の授業(幼児?子供のための教育法)が行われました。これから指導者を目指す学生達にとって非常に貴重な学習内容であったと思います。
写真:A.V.ツァーブナー先生の個人レッスン
10月28日(金)
修了演奏会当日、学生達の緊張が一気に高揚していくことを感じ取ることができました。また、先生方から演奏前の準備などもご指導いただき、皆、立派に演奏することができたと考えます。
写真:修了証を手に
写真:A.V.ツァーブナー先生の授業(幼児?子供のための教育法)
写真:修了演奏会後、お世話になった先生とともに
10月29日(土)
修了演奏会を無事に終え、今日は映画「サウンド?オブ?ミュージック」でおなじみのザルツブルクへ研修に行きました。
10月30日(日)
午前中は自由行動、午後はお世話になったキャンパスの大掃除です。
それぞれの担当場所を全うしていました。
写真:自由行動
10月31日(月)
TOHOウィーンキャンパスとの別れを皆、名残惜しそうにしていました。学生達は無事に2週間の研修を終え、帰国しました。
写真:TOHOウィーンキャンパス外観