短大ピアノ指導者コースの授業で「インターンシップ」の成果を共有しました。
本学では「単位認定型インターンシッププログラム」を実践しています。
これは、学生が在学中の一定期間、自分の専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を民間企業?官公庁等の事業所で行い、事前?事後の研修、体験レポート、学内での成果発表会等を通して単位を付与する総合的なカリキュラムです。
2023年には「第6回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」にて、全国の音楽大学として初の「入賞」を獲得しています。
「キャリアデザインプログラムアワード」
https://internship-award.jp/report/interview/2023_tohomusic_program/
この夏、澳门百利宫官网_百利宫赌场平台¥注册网址ピアノ指導者コースの社会人学生2名がこのプログラムを利用し、東京文化会館でのインターンシップを体験しました。
東京文化会館は、言うまでもなく日本の音楽文化を担う重要拠点のひとつであり、ここでの就業体験は得難い機会です。
2名の学生は無事に就業体験を終え、10月には本学のカリキュラムで定められた「インターンシップ成果発表会」にてプレゼンテーションを行いました。
そして、その体験を専攻の学生たちと広く共有することを企図して、ピアノ指導者コースの必修科目である「ピアノ指導法」授業でも報告とディスカッションの時間を持つことにしました。
短大ピアノ指導者コース1年 下村温子さん
短大ピアノ指導者コース1年 海老原美子さん
お二人は2週間の就業体験を行いました。期間中には、子供から高齢者まで幅広い層を対象としたさまざまなイベントが開催され、東京文化会館職員の皆様のご指導のもと、連日その準備から当日の運営まで体験しました。
専門的な指導を受けながら普段とは違う立場と視点でイベントを体験することができ、音楽文化に関わることの意義と必要なスキルなど、多くの学びがあったことが報告されました。
インターンシップ期間内には、若手音楽家の登竜門である「東京音楽コンクール」の運営業務も体験し、ミスの許されない緊張感のある審査の現場も目の当たりにしました。
お二人からの発表の後は、他のピアノ指導者コースの学生も交えてディスカッションを行いました。皆さん興味の尽きない様子で非常に活気に満ちた時間となりました。学生たちにとって、卒業後にピアノ講師など、指導者としての仕事はもちろんのこと、音楽文化に関わる幅広い現場で活躍するイメージも共有できたことでしょう。