今年もありがとうございました。
今年はカレンダーが残り少なくなっても気温の高い日が続きましたが、12月に入り、急に季節が早送りされるかのようです。
川越キャンパス図書館前のイチョウが綺麗に色付きました。
気が付けばすっかり日が短くなり、授業が終わる時間にはすっかり夜の帳が下りるようになりました。
学生たちは後期実技試験曲の練習に熱が入っており、川越?文京両キャンパスの練習室には遅い時間まで灯りがついています。
大学4年生と短大2年生にとっては、学生生活最後の実技試験となります。彼らは今までの学びの集大成として、ピアノに向かう練習はもちろんのこと、演奏する作品について深く知るために様々な角度で研究を行います。その一つが実技試験に先立ち提出する「作品ノート」です。
今年のピアノダイアリーでは、この「作品ノート」への取組みについても記事を掲載しましたのでぜひお読みください。
ピアノダイアリー 2024年1月号
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また、大学4年、短大2年のカリキュラムには「演奏演習」という授業があります。
これは、大学?短大での学びの集大成のひとつとして、すべての専攻生が力を合わせ、これまでの多様な学びをアウトリーチすることにより音楽文化振興に貢献することを目的として実施されています。
今年度は、大学4年生は川越キャンパス?グランツザールに川越市立南古谷小学校の児童の皆さんを招いての演奏会を、そして短大2年生は演奏旅行地である沖縄県の恩納村立恩納小学校での公演を行いました。
さまざまな専攻の学生たちが自分の専攻のみならず得意な技能を生かし、世界でただ一つの特別な演目を作り上げました。ピアノを専門とする学生たちも、ピアノの演奏はもちろん、合唱、ピアノ以外の楽器、演目で用いるメドレーの編曲など、さまざまな場面で力を合わせて公演を成功させました。
演奏演習が終わり、作品ノートを仕上げて提出した後は、いよいよ後期実技試験に向けてラストスパートです。大学?短大の冬休みは長くはありませんが、年明けの授業?レッスンで学生たちが一層成長した姿を見るのが楽しみです。
文京キャンパスロビーでは、毎年恒例のクリスマスツリーが点灯しています。
皆さま、今年もピアノダイアリーをお読みくださりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。新しい年が皆さまにとって素晴らしいものになりますように。