平成28年度ピアノ公開講座「バロック舞曲へのダンスからのアプローチ」を開講しました。
5月12日(木)、本学川越キャンパス 講堂においてピアノ公開講座を開講しました。
今回は、バロックダンスの研究者で大学、高校等において後進の指導にもあたっておられる浜中康子先生を講師にお招きし、「バロック舞曲へのダンスからのアプローチ」と題したワークショップ形式の講座を行っていただきました。
バッハの組曲などで馴染みのあるバロック舞曲ですが、それがどのようなダンスだったのか、浜中先生のご指導のもと、参加者全員で実際にステップを踏むことによって体感しました。
ブレやガヴォットのステップを通して、動きの質や方向が生み出す1拍目のアクセント感を体験し、メヌエットではステップが6拍(2小節単位)で構成されていることから、楽譜では3拍目でも本質的な拍子感は6拍子‥‥など驚きの連続でした。
90分という短い時間でしたが、浜中先生の優雅なダンスと明快なお話で、ルイ14世の貴族社会を垣間見ることができ、またリズムについても深く考えさせられた内容の濃い講座でした。参加した80名の学生が、目を輝かせながらステップを踏んでいたのが印象的でした。