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「日本の作品に親しもう!」～ピアノ学習者の教材から演奏会用作品まで～ 講師：秦 はるひ

　明治に洋楽が入ってきて150年余り、今や世界の檜舞台で活躍する日本人ピアニストが続出して頼もしい限りです。しかしふと振り返ると、自分の国「日本」の作品をプログラムに入れるピアニストは多くありません。優れた日本人作曲家も続いているのです。そこで今回はまず、小中学生に良い作品を実演を交えて紹介し、その特徴、指導のポイントを話します。そして演奏会用作品までお知らせできればと考えています。

「ショパンの作品の魅力と奏法」?演奏するために?指導するために? 講師：中島 裕紀

　時を超えて私たちを魅了し続ける“ピアノの詩人”ショパンの作品。そのエピソードには、長い年月を経て脚色された部分もあり、深く知ろうと思えば思うほど、謎の部分が出てきます。実際に演奏する上でも、楽譜のこと、ペダリングのこと、装飾音の扱のことなど、多くの疑問点が出てきます。この講座では、ショパンの作品をより美しく演奏すために、またショパンの作品を教材としてより良い指導をするために知っておきたい演奏上の基礎や作品の魅力について、わかりやすく解き明かしていきます。今年は、ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールも開催されます。一緒に、ショパンの作品を見てまいりましょう。